「給料に見合わない」と感じたら危険信号｜責任だけ増える30代が取るべき行動

責任は増える。後輩の指導、クレーム対応、上司からの無茶ぶり。やることは山積みなのに、給料はほとんど変わらねぇ。

「これって、割に合ってなくない？」

そう感じ始めてるなら、ちょっと話を聞いてくれ。

俺は転職10回、バイト含めりゃ30回以上やってきた。社長の椅子も底辺の現場も、全部渡り歩いてきた”社会漂流のプロ”だ。

だから分かる。「給料に見合わない」と感じた時点で、それは危険信号だ。

我慢し続けた先に何が待ってるか、この記事で一緒に考えようぜ。

「給料に見合わない」と感じたら、それは危険信号だ

最初に、はっきり言わせてくれ。

我慢は美徳じゃねぇ。

特に「給料に見合わない」と感じながら働き続けることは、お前自身を削ってるのと同じだ。

「まだ大丈夫」は大丈夫じゃねぇサイン

「まだ耐えられる」「もう少し頑張れば報われるはず」。

そう思ってねぇか？

実はな、「まだ大丈夫」と思ってる時点で、すでに限界が近ぇんだ。

人間は慣れる生き物だ。最初は「おかしい」と感じてたことも、毎日続くと「こんなもんか」と思うようになる。これが怖ぇところなんだよ。いわゆる「茹でガエル」ってヤツだ。

熱湯に放り込まれたカエルは飛び出すけど、ぬるま湯からゆっくり温度を上げられると、気づかないまま茹で上がっちまう。

今のお前は、どっちの状態だ？

お前の「当たり前」は本当に当たり前か？

「うちの会社はこういうもの」「この業界はどこも同じ」。

そう思い込んでねぇか？

でもな、本当にそうか？

同じ仕事内容でも、会社によって給料は全然違う。お前が「当たり前」だと思ってることが、実は「異常」かもしれねぇんだよ。

俺も昔、「これが普通だろ」と思って働いてた会社があった。でも転職してみたら、前の会社がいかにおかしかったか分かった。比較対象がねぇと、判断できねぇんだ。

今の給料が適正なのか、低いのか。自分の市場価値を知らねぇから、「見合わねぇ」のかどうかすら分からねぇ状態なんだよ。

給料に見合わない仕事を続けると起こる5つのこと

「見合わないけど、まあいいか」と我慢し続けた先に、何が待ってるか。目を背けずに見ろ。

①モチベーションが枯渇する

「何のために働いてるんだろう」

給料に見合わねぇ仕事を続けてると、この虚しさが確実に襲ってくる。頑張っても給料は変わらねぇ。成果を出しても評価されねぇ。そんな状態で、やる気を維持できるヤツはいねぇ。

最初は「仕事だから」と割り切れても、その割り切りにも限界がある。

②スキルアップの意欲がなくなる

「どうせ頑張っても給料変わらないし」

この諦めが、成長意欲を奪う。新しいことを学ぼうとしなくなる。挑戦を避けるようになる。その結果、市場価値がどんどん下がっていく。

皮肉なことに、「見合わない」と感じながら働き続けることで、本当に「見合わない人材」になっちまうんだ。

③心身に不調が出始める

ストレスは確実に蓄積する。

最初は「ちょっと疲れやすいな」程度。それが「朝起きるのがつらい」になり、「日曜の夜が憂鬱」になり、やがて体調を崩すようになる。

「まだ大丈夫」が一番危ねぇんだ。心身の不調は、ある日突然やってくる。

俺も昔、無理しすぎて体壊したことがある。あの時は本当にヤバかった。

④転職市場での価値が下がる

年齢は、確実に上がっていく。

「いつか転職しよう」と思いながら何年も経つと、選択肢は確実に狭まる。30代前半と30代後半じゃ、求人の数も質も変わってくる。

動けるうちに動かないと、「動きたくても動けない」状態になるんだ。

⑤「辞めたいのに辞められない」状態になる

これが一番怖ぇパターンだ。

モチベーションが枯渇し、スキルアップもできず、心身も疲弊する。その状態で「転職しよう」と思っても、エネルギーが残ってねぇ。経済的にも精神的にも追い詰められて、逃げ道がなくなる。

我慢し続けた先に待ってるのは、「選択肢がある状態」じゃなく「選択肢がない状態」なんだよ。

30代の「今」動くべき理由

「でも、30代で転職って遅くね？」

そう思ってるなら、それは大きな誤解だ。30代は「遅い」どころか、転職市場で最も需要がある年代なんだよ。

30代は転職市場の「主役」だ

データを見ろ。

30代は、即戦力として評価される年代だ。「若手」ほど育成コストがかからず、「ベテラン」ほど年収が高くねぇ。企業にとって、最もコスパが良い年代なんだよ。

「30代だから遅い」は、完全な思い込みだぞ。

35歳を超えると選択肢が変わる

ただし、ひとつ注意点がある。

35歳を境に、求人の数と質が変わってくるって現実だ。

35歳以上になると、マネジメント経験や専門スキルを求められる求人が増える。「未経験歓迎」の求人は減り、選択肢が狭まる。

「まだ大丈夫」と思ってるうちに35歳を超えると、「あの時動いておけば…」と後悔することになりかねねぇ。

動くなら、30代前半〜中盤の今がベストタイミングだ。

まずは「自分の市場価値」を知ることから

「じゃあ、転職しろってこと？」

いや、そうじゃねぇ。転職するかどうかは、後で決めりゃいい。まずは「知る」ことから始めろ。

市場価値を知らないと判断できない

「給料に見合わない」と感じてても、それが本当かどうかは比較対象がねぇと分からねぇ。

今の給料は、市場と比べて高いのか、低いのか、適正なのか。自分のスキルや経験は、どれくらいの価値があるのか。

それを知った上で、「やっぱり今の会社に残る」って選択もできるし、「転職する」って選択もできる。判断材料がねぇまま我慢し続けるのが、一番もったいねぇんだ。

市場価値を知る3つの方法

じゃあ、具体的にどうやって市場価値を知りゃいいのか。主な方法は3つだ。

おすすめは②の転職エージェントだ。プロの視点で「お前の市場価値はこれくらい」「このスキルがあれば年収〇〇万円は狙える」と、具体的に教えてもらえる。

「転職するつもりはない」でもエージェントに相談していい

「でも、転職するか決めてねぇのに相談していいの？」

全然OKだ。むしろ、「情報収集だけ」で相談するヤツはたくさんいる。

市場価値を知るだけでも、今後のキャリアを考える材料になる。「やっぱり今の会社で頑張ろう」と思えるかもしれねぇし、「思ったより市場価値高いな。転職も視野に入れよう」と思えるかもしれねぇ。

どっちにせよ、知らねぇままより知ってる方が、確実に良い判断ができる。

転職エージェントを使う時の注意点

ここまで読んで「じゃあ、転職エージェントに相談してみようかな」と思ったヤツへ。ひとつ注意点がある。

「とりあえず有名なところ」は失敗のもと

転職エージェントって、実は全国に24,000社以上あるんだ。

「とりあえず有名なところに登録しよう」と思って、片っ端から登録すると…大量の電話とメールに追われて、本業に支障が出る。これ、俺も経験した。

しかも、有名なエージェント＝自分に合うエージェント、じゃねぇんだよな。担当者との相性が9割を決めると言っても過言じゃねぇ。

初めてならプロに選んでもらうのが近道

「じゃあ、どうやって選べばいいの？」

初めてなら、エージェントを選ぶプロに任せるって選択肢がある。お前の希望条件や性格から、相性の良いエージェントをマッチングしてくれるサービスだ。

自分で何十社も調べる必要がなく、「お前にはこのエージェントが合いそうだ」と提案してもらえる。合わなけりゃ別のエージェントを紹介してもらえるから、失敗のリスクも低い。

詳しくは、こっちの記事で解説してる。

あわせて読みたい

30代の転職は遅くない｜同じ会社に居続けた人が知るべき市場価値の真実

よくある質問（Q&A）

最後に、よく聞かれる質問に答えとく。

我慢し続けるな

「給料に見合わない」と感じた時点で、それは危険信号だ。

我慢は美徳じゃねぇ。我慢し続けた先に待ってるのは、モチベーションの枯渇、スキルの停滞、心身の不調、そして「辞めたいのに辞められない」状態だ。

30代は、転職市場の主役。動けるうちに動く。それが、お前自身を守る方法だ。

転職するかどうかは、後で決めりゃいい。まずは自分の市場価値を知ることから始めてみろ。

知った上で「残る」のも「出る」のも、お前の自由だ。でも、知らねぇまま我慢し続けるのだけは、やめとけ。

俺なんて転職10回、バイト30回だぞ。だから言える。

逃げていい時は、マジで逃げろ。

でもな……本気でしんどい時は言え。そういう時は、俺が横に立つ。

転職は悪じゃねぇ。お前の人生を、お前が選べ。

転職野郎

「転職は悪じゃねぇ」をモットーに、社会漂流のプロが送る生存戦略メディア。

高卒で最初の会社に入るが、ブラックすぎて3ヶ月で退職。その後10年間で正社員だけで10回以上転職、

バイト含めれば30回以上。社会の光も闘も全部渡り歩いてきた。

年収280万→600万を達成。

崖っぷちに立つ人間の痛みを誰よりも理解し、転職と退職の迷路から抜け出すための生存戦略を指し示す。